「7つの習慣」 ‐人格主義の回復                                 byスティーブン・R・コヴィー

7つの習慣とは

 

「7つの習慣」読書会って?

 

   ⇒ 「今の自分って大丈夫?」「自己実現(自分が本当にやりたい事って何?)」・・・

     が解るきっかけの全社勉強会(毎月1回(半日))

 

― 「仕事」にも「プライベート」にも使える万能な考え方 ―

 

 人は誰でも大小さまざまな悩みをかかえて生きていますよね。

 ここ何年か特に社員の悩みで多いのは、得体の知れない、根拠の無い(全てとは言いませんが)「自信の無さ」です。

 「あれもダメ、これもダメ」とやらないうちに、またちょっとやって失敗したから自信無いです・・といった具合。

 もし、その悩みが無用の心配だとしたら・・

 解り易く言うと、この勉強会の目的は、現在の自分の悩ましい問題が本当に問題なのか否か、そして本当に悩まなくてはならない問題を問題として捉えているか・・を考えるきっかけを与えることにあります。

 これを我々経営者も社員も全員横並びで勉強します。討論ではペアを毎回「アミダ」で決めるので、誰にあたるかドキドキ・・

 

―自分も含め社員にどんな変化や気付きが起こるか楽しみでもあり、不安でもあり?

~読書会での気付き

2014.11.29~初めての読書会~

 

7つの習慣の読書会を行って知ったことは、社員の方や自分に興味を持っていなかったということです。

 

自分を変えるために良い習慣、悪い習慣を探してみても、悪い習慣ばかり上がり良い習慣をなかなか見つけることが出来ませんでした。

 

自分の良い習慣や悪い習慣を書き出すことで、今改善する必要がないことや、「○○をすれば悪い習慣の○○と○○が直せる!」と気付くことが出来るのを知り、自分のことを知り、自分に対しての見方、考え方を変えることができるのではないかと感じました。

 

それを社員の方と共有することで、悪い習慣をお互いに克服することや相手のことを思って行動することが出来るようになるのではないでしょうか。

 

 今は自分のことを考えるのが多く、相手の気持ちや意図を考えた行動があまり出来ていませんが、これから1年を通して少しずつ見方、考え方を変え“自分から”社員の方や他の方と付き合っていきたいです。

「初めての読書会 真面目です・・」

「おまえ、そんなこと考えてたの~?」「えへっ」


2015.2.17 ~三ヵ月後~

 

 

読書会を重ねるごとにいくつか気付くことがあり

 

1つ目は改善したい問題がまだまだあることです。

例えば、書類を提出する際の小さな気遣いを多くする。

 

2つ目は、読書会で意見を言ったり聞いたりすることで、これからの行動へのヒントを得ることができたりお互いの意見を聞いた上での発言をすることが出来るので、自分に投影して考えられることが多く、今まで一人で考え込んでいた時よりも充実した時間を過ごすことができたということです。

 

読書会を行うことで、いろいろなことに気付きましたが、同時に“実行”しなければ変われないということも分かりました。

 

「だんだん慣れてきました・・」

2015.4.8 ~五ヵ月後~

 

これまで自分は自分に対して効果的な(深い)考えをしていませんでした。

しかし、この「7つの習慣」を行い自分の中で考え方が少しずつわかってきました。

前までの自分は自分の価値観で「できない」「わからない」の言葉を並べているだけでしたが、「7つの習慣」を読み読書会をしていく中で「次はこうしてみよう」「これはどうして間違いなんだ!」と色々な部分を意識できるようになってきたと思います。

しかし頭の中で理解したつもりになっても普段の行動は今の段階であまり変わっていません。おかしいな...?

2015.5.19 ~信頼残高(Sポイント表)~

 

「信頼残高増減表」①

「信頼残高増減表」②

「信頼残高増減表」集計表


「約束を守る」~「お互いが期待することを明確にする」等全6項目について

1ヶ月意識して行い信頼残高(Sポイント)を貯金していく

一見、当たり前のようで意外に難しい!

「7つの習慣」のこれまで学んできた「私的成功」のまとめの取り組みとして信頼残高の項目を参考に専務の考案で「Sポイント」という取り組みを行いました。

「Sポイント」とは簡単に説明すると相手の信頼を得られる行動をするとポイントが増え、反対に相手の信頼を失う行動をするとポイントが減ります。

 

期間を一ヶ月として実際に「Sポイント」に取組みました。 しかし実際に行動をするのにも何をするべきなのかを考えるだけで時間が過ぎて行きほとんどポイントが増えないまま一ヶ月が経過しました。

結果として頭の中では理解しているつもりでしたが何も出来ておらず、実際に行動に移す難しさや自分の主体性の薄さを実感しました。

 

今回の取り組みで自分が得れたものは今の自分は理解しているつもりでも何も出来ていないと知れたことです。

これを踏まえてどうすれば行動できる人間になれるのか先に進むに従って考え、理解したいと思っています。

 

2015.9.2 ~私的成功から公的成功へ~

 

 これまで行ってきた私的成功では、主体性や原理原則など今までの自分の中にはなかった新たな考え方を知ることができました。その結果行動することの重要性を知りました。

 しかし、実際に行動することが重要だとわかっていてもなかなか効果的な行動が出来ません。行動の面では読書会をしていないときとあまり変わっていないのでは?

 そんな中、読書会は先に進んでいきます。いよいよ自分と相手(全体)を考える公的成功!!

全く行動が伴っていないのにこのまま進んで大丈夫なの?!

 

 

~公的成功~

 公的成功では自分と相手との成功を強く考える(WIN-WINを考える)ことや相手のことを理解する意識を心掛けること、そしてその後、お互いのことを理解し最高関係を築くことを学びました。また、7つの習慣ではお互いのことを理解し最高関係を築き相乗効果を生むことを「シナジーを創り出す」と表現していました。

 今までの自分は自分本位で相手の結果を気にもしていなかったことに気付きました。

 また、そうでない場合でもお互いの妥協点を探すだけでした。これは「LOSE-LOSE」というそうです。

 お互いが妥協点を探す場合は1+1=1.5以下になり、1+1=3以上を目指すことが「シナジーを創り出す」ことに繋がると学びました。

 最終的に自分も相手も良い結果を生まないと本当の意味での良い結果が生まれないことを知りました。

2015.9.30 ~公的成功の読書会~

 

 第一回目 シナジーを創り出す(第6の習慣)

 読書会の中でシナジーを創り出す為の話し合いを行いました。

初めにシナジーを生み出す為のルールを決めて話し合いをしましたが、実際にシナジーを創りだすのは難しく結果的にシナジーを創り出すことはできませんでした。

 公的成功もなかなか実行できない…

 

 第二回目 刃を研ぐ(第7の習慣)‐最終章

 シナジーを創り出すことのできなかった第一回目を踏まえて第二回目の読書会ではテーマを「自分をどれだけさらけ出せるか」として話し合いを行いました。

 この読書会が最後ということもあり、いろいろな意味で参加者の読書会への意識がこれまでの読書会の中で一番前向きでした。その結果、読書会を進めるにあたって前向きな発言が多く出ていました。

 最後に少しだけWIN-WINの関係を築くことが出来ました。しかしシナジーを創り出すまではいかず、シナジーを創り出すことは相当難しいのだと参加者全員は身をもって体感しました。

 

2015.10.16 ~1年間のまとめ~

 

  1年を通して7つの習慣を読み、まず実感したのは400ページ以上あるこの本を自分が読みきれた達成感でした。最初はこのような長い本を本当に自分が読みきることができるのかと不安な部分がありました。

 しかし、本を読み読書会に参加していく中で自分の考え方が変わっていくのが実感でき前向きな気持ちを持つことができ最初の不安は次第になくなり新しい自分の考え方を築きあげるのが楽しくなりました。

 ただ考え方が変わったのものの、まだその考えと行動が伴っていないのも事実だと思います。これからも自分が今回築いた新しい考え方と行動を一致させる努力は必要になりますが、成長した自分の姿を思い描きながらその自分になれるような行動をしていきたいです。

The end